同じテーマでイラスト描いてみた♦対談編♦

石川小尋さんとのイラスト企画対談

**ましば:**今回は、石川さんにお越しいただいております!企画について主に簡単にお話しさせていただこうと思っております。

●企画の経緯

**ましば:**この企画を石川さんとやろう思った経緯について、軽く触れたいなと思っています。 私がこの状況で今できることを何かしたいなと考えてたんです。企画をしたいと思っていまして、けど、企画の中でほとんどが音楽で、一つラジオを続けさせていただいているんですけど、自分の好きなものの一つのイラストでもなにか企画をしたいと思い、大学の先輩である石川さんにお声をかけさせていただきました。

**石川:**はい!

**ましば:**もともと石川さんが、大学を卒業してから絵を描き始めたというのを知っていたので…でも、ほとんど連絡とってなかったですよね?

**石川:**せやね、とってなかったね~

**ましば:**そうですよね、それ聞いて、石川さんにラインさせていただきました。

**石川:**なんかきましたね。なんかきたわっつて(笑)

ましば:(笑)楽しいやり取りをしてね、その日?…そのあとくらいに… 日程決めて…八月あたま?八月はいる前かな…?

**石川:**そうだね、八月の頭からスタートだったから。

**ましば:**そうですね!七月末くらいから打ち合わせというか、もうほんとに(企画について)快諾していただいて…。

**石川:**そうだね、うん。

**ましば:**そっから企画の内容を詰めていったんですけど…石川さん的にはどうだったんですか?企画の話を聞いた時から…。

**石川:**あれだね、絵描き仲間と、お互いに描き合って見せ合うってことをやってみたかったので…だから、最初声をかけていただいたときは本当に願ってもないお話でしたね。

**ましば:**テーマも2日くらいで決めましたね!

**石川:**あぁ、まぁね、あんまり凝ったテーマにはしなかったしね。

**ましば:**そうですね。今回のテーマが『人と自然』ていうテーマに

石川:(笑)

**ましば:**theシンプル(笑)…まぁ、いろいろ考えてたら、こう…難しくなってきちゃったんですよね。

**石川:**そうだね、ちょっとあんまりね、多種多様になっちゃうからね。

**ましば:**色々話した中で、「やっぱ人っていいよね」ってなって…

**石川:**せやね。人を描きたかったよね。

**ましば:**そうですよね、お互い一緒だったのはやっぱり「人の美しさってあるよね」って

**石川:**え、そんな話までしてたん(笑)

ましば:(ましばメモに)『人間美』ってかいてある(笑)

**石川:**うわぁ…(笑)でも人間の体は好きだからね(`・ω・´)

**ましば:**うん。なんかいいですよね、こう凄いです(小並感)

石川:(笑)

**ましば:**その中で『自然物』だったら、テーマを絞りすぎずに、ある程度幅を持って、尚且つわかりやすさを持ったテーマにできるんじゃないかって話をしてましたね。そこから作成期間中にね、たまに話とかしてたじゃないですか。

**石川:**そうだね、結構締め切りが迫ってからはね、話を聞いてもらうことが多かったね。

**ましば:**たすけて~って(笑)

**石川:**そうそう、そうでした(笑)

ましば:(話をしていて)そんなにラフを捨てるのかっていうイメージが強かったですね。

**石川:**もう…ゴミ箱の中盛ってるからね。

ましば:(笑)でも、あとから掘り返したりしないんですか、その一回ダメにしたラフ絵とか。

**石川:**あぁ~、ほぼほぼせーへんなぁ。捨てたら捨てたで踏ん切りがついて、これ以上はないなって思ってボツにしてるから、あとから見返すことはほとんどないかな。

**ましば:**そう考えると私は、ボツ、というより、これって決めたらそれに集中しちゃう感じなので、新鮮でした、その考え方が。

**石川:**ほかの人の描き方っていうのを、ほとんどましばさんは初じゃないですか。触れるっていうのは。新鮮でよかったです(笑)

**ましば:**ありがとうございます、ほんとに素敵な機会を。

**石川:**いやいや、こちらこそありがとうございます。

※石川さんは素面だとほとんどしゃべらないので熱燗片手に喋っております。

●お互いの絵でいいなと思った一枚

**石川:**僕からいこうか!

**ましば:**お!石川さんお願いします!

石川:『誰ガ為ノ唄』ですね。

向日葵人間

これが、すごい印象に残ってて。最初「頭向日葵やん!?」って結構驚いて、全体をそこから見ていって、ストーリー性があるなって感じたんだよね。絵の中で向日葵に向けられた手とか、きっぱりと別れてる明暗とか、すごい、想像を膨らませるものだなぁって。

**ましば:**ありがとうございます(照)

**石川:**彼か彼女か向日葵はわからへんけど、どんなこと思って歌っとるんやろうなって、考えさせられたから、すごい好みの作品だったなぁこれは。

**ましば:**うわぁ、ありがとうございます。すごいうれしい~(歓喜)!これ一番迷った絵ですね、迷ったというか時間がかかった絵ですね。

**石川:**いや、ほんとに好きですこれは。

**ましば:**もうこれ漫画化決定なので(笑)

**石川:**あぁ。そう、なんか、これの作品のプロット段階のものあったよね(笑)

**ましば:**そう(笑)なんか作っちゃって、できた瞬間に!

**石川:**それだけインスピレーションが発散されてたんやね。

**ましば:**そうですね、これはもうガっと思いついたというか。ぱっと思いつたものが、いろんな形になりましたけど、私にとって落としどころがいいところで着地できた作品なのでそういってもらえるとほんとにありがたいです。

**ましば:**次、私ですね!

**石川:**そうですね、お願いします!

**ましば:**私の中ではやっぱり『偲ぶ』ですね。

モノクロ

石川さんのイラストってかわいい女の子のイメージが強くて、それももちろん好きなんですけど。おじさんっていうインパクトと、あと、白黒って意外と難しいと思うんですよ。白黒で表現するって挑戦だと思うんですよ。

**石川:**そうだね、あんまり好まれるっわけじゃないよね。

**ましば:**でもその中でもおじさんの表情とか、ススキの感じとか私の中で「あぁ。」っと胸に刺さったところがあって。しみじみと眺めてましたねぇ。

**石川:**おぉ…感無量(`・ω・´)

**ましば:**女の子もかわいいんですよね。女の私以上にかわいい女の子を描くっていう。

**石川:**まぁ、でもすき好みあるしね。僕の場合は女の子描くのも好きだけどおっさん描くのも好きだから。女の子と同様にもしかしたら、心に残ってくれたのかな?結構描いてたしね、おっさん時代は。

ましば:(笑)おっさんがおっさんを描いてたって言ってましたもんね(笑)

**石川:**そーゆーことだね(`・ω・´)

●自分の作品の一品

**ましば:**次私からいきますかね…?

**石川:**あ、じゃあお願いします!

**ましば:**意外と『羽』が自分の中では、限界というか、表現の幅を広げ一つではありますね。

羽

技術的なものもそうですし、ちょっと自分の中でテーマ性を絡ませた一つでもありますし。大分これも工夫に工夫を重ねて描いたので、そうですね、自分の出来うることを出せたんじゃないかなという作品です!

**石川:**ちなみにその工夫っていうのは?

**ましば:**線画ばっちり描いて、ぽんぽんぽんぽん色を置いて、軽く影を載せて、はいおしまい!みたいな感じだったんですよ。それを、この『羽』というテーマを含めて考えて、自分の中のイメージを表現するには足りないというか、表現できないなとおもって、初めて厚塗りとか、一色にしない色の塗り方とか。

**石川:**そうやな。この、イラストぱっと見たとき一番印象に残るのは羽のところだもんね。

**ましば:**今までの自分の塗り方とか絵の表現の仕方とか、線画だけでも結構時間かかりましたし、身体とか足とかもそれなりに工夫しみて、髪の毛とか結構時間かけました。

**石川:**なんか、羽ばたく前というか、動き出しの最初のイメージがあって、髪の浮き上がり方とか羽のちょっと舞ってる感じとか、止まっているイラストなんだけど、動いてる、動き出す印象を感じだから、最初言ってた(お互いの良いなと思った一枚)で迷った。

**ましば:**ありがとうございます…!いや、これは浮遊感じゃないですけど、裏テーマは浮遊感と脆弱さとか、そういうところにあるので、それをこうどう表現できるかなってところで、羽何回塗り直したことか(笑)だから自分の中では印象的ではありますね。

**ましば:**では石川さんの自分の作品の一品を教えてください!

**石川:**はい、これはもうね、モノクロのやつ(『偲ぶ』)っすね。

モノクロ

**ましば:**あぁ、やっぱり『偲ぶ』!

**石川:**そうそう、第一にねモノクロを描きたいっていうのがありまして、じゃぁ、モノクロで映える情景は何があるかって考えたときに、ススキの原を最初に思い浮かべて、ほな、とりあえず描いてみるか精神で描いてみたら、あっちゅう間に描き上げることができたやつなんですよね。

**ましば:**珍しい!

**石川:**そう、最初のイメージ通りに唯一描けたものであるんです、これが。ススキの穂の流れとか、黒と白で中間色とか多用せずにだるみ?というかぼやけた印象にもならなかったんだよね、中間色を使わないことによって。…逆に、反省点もあったりするんだよね。人物とかのディテールをね、もっとリアルに寄せて描けたなっていう点であったり、もうちょっと人物に影を落としてもよかったなぁって。

**ましば:**ほぉ!なるほど!

**石川:**意外にというかかなり反省点が(笑)

**ましば:**かなり!?(笑)

**石川:**製作期間が一日くらいだったからこれは。(笑)ぴゃって描いてしまったものでもあるから、逆に凄い「あぁ、こうしたらよかったな」っていうのも沢山あって、良くも悪くも自分にとって印象に残っている作品ではあるかなっておもってこの作品を挙げさせていただきました。

●最後に…

**ましば:**今回この企画をやってみて、改めてどうだったでしょうか?

**石川:**お互いにテーマを出し合って描いて見せ合って、あーだこーだ言い合うことがあこがれていたので、一ついい機会といい経験をいただけたのがありまして、経験の中にも、自分の目標に向かってプラスになるものが少なからずあったので、その部分、忘れず次の描くものにプラスにできたらなっていう気持ちはありますね!はい!

**ましば:**ありがとうございます!私から一言言わせていただくと、最初は「やりたい!」っていう気持ち一心で「こういうのやりたいんですバーン!」みたいな?

**石川:**せやな(笑)

**ましば:**勢いで企画これどうですか!?って出したんですよ、何も考えず。(笑)それが最終、形にできて、振り返るところまで至ったというのが私にとって経験の一つとして凄い大きいものですし、自分にはなかったものが生み出せる、ましてやこれだけの自分の中で一番くらいの完成度のものを四枚描くという難しさもあり、やりごたえのある、達成感というか…もっと学んでいきたいとか、やっていきたいとかっていう思いを持たせていただけた企画だったので、参加していただいてありがとうございました。

**石川:**ありがとうございました!

対談日:2021/1/7

January 16, 2021

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